私は恋に聞く


『別れと出会いがテーマなの?』


『さっき流加が歌ったの聞いてて思ったから』



なんて恋は言う


『そっか、私は全くなにも考えずに歌ってたよ』


『流加はそれでいいの』


なんてまた恋に抱きしめられた



『恋、あのさ歩と佐野さんの事なんだけど、きっとね二人とも強がって寂しくても言いそうにないんだよね、それに海外ってかなり遠いし、離れるのは寂しいと思うの』


恋に歩と佐野さんのことを相談してみた



『だよな、まあ大丈夫だよいざってなれば社長がどうにかしてくれるよ』



『え?』


『結城はその辺では俺らに甘いから好きなだけわがまま言えばいいんじゃないかな』



『いいのかな?』


『いいだろ?俺ら世界目指していくんだよ、それくらいのワガママ今のうちに言いたいだけ言えばいいよ』



『そっか、そうだよね、そうしよ』



ちょっと安心した


恋たちの卒業が近づいてきた今歩の元気がなくなってる気がしたから心配だったんだよね



恋が言うように歩が泣いてたらちゃん私たちがそばで支えてあげたらいいんだよね



歩も佐野さんも一人なわけじゃないから


恋に話して気づいたよ、みんなで夢叶えて行けばいいんだよね



恋を見ると笑ってくれたそれだけですごく安心出来た