那珂に言われて俺は流加に言う


『じゃあ次は俺だね、何か一気に話してるけど流加大丈夫?』


『うん大丈夫だよ恋の話も聞かせて』



改まって誰かに話すの蛍以来だから何から言えばいいんだろ


『うちの親は離婚してるんだよ、俺が10歳の時に母さんは俺たち置いて逃げたんだ…結局まだガキだった俺は理由もわからなかった』


そう離婚の理由なんてわかるわけなかったんだ10歳の俺にはただ母に捨てられたただその事実しか受け止めれなかった



『それからは兄貴と姉貴とどうにか頑張って父さんも前より家のことしてくれる様になった、でも俺が中2の時急に父さんが再婚したいって言い出して…』


そう姉貴は結婚して家を出てたから反対も賛成もしなかった


兄貴と俺はなかなか賛成しなかった



『結局…父さんは俺らの賛成を待たずに再婚して知らない女が家に居るようになった…しかも結構年が離れた女で…姉貴のが年近いんじゃないかってくらいでさ…俺が気付いた時には兄貴がその女に迫られてた…だから兄貴は家に帰らなくなった』



そう再婚相手の女は父さんが居ない時に兄貴に手を出そうとしてた