家では心配そうな流加と歩ちゃんが居た


『恋、佐野さんどうだった?会えた?』


流加は俺に聞いてきた


『会えたよ、でもいい返事はもらえなかった、てか返事待ちみたいな感じかな』


『そっか』


流加に話していたら歩ちゃんが心配そうに聞いてきた


『あの、明、何か言ってましたか私のこと』


『言ってたってか、俺が聞いたんだよね、歩ちゃんの事、色々話したんだけど、伝わったかどうか、、、一度ちゃんと話す様には伝えたから、、、』


申し訳なさそうにそう言うと歩ちゃんは『そうですか、わかりました、ありがとうございます』そう答えた


結局結城が歩ちゃんを送り届けてくれるみたいで、二人は帰ってしまった



俺は流加と部屋にいきくつろぐ


『ねぇ恋、多分佐野さんは歩を好きだと思うんだ、でもお兄ちゃんとの夢に縛られてる、、、でもそれってさ、間違ってるよ、お兄ちゃんはきっと佐野さんと歩に幸せになってもらいたいって思ってる気がするんだ』


『そうだな、きっと佐野さんは歩ちゃんを好きだから悩んでるんだよ、今日話してわかったんだ、佐野さんは迷ってる、それになきっと流加の兄貴だって夢追う為に大切な物を捨てるのは間違ってるって言うだろうな』


そう流加に話す