佐野さんは結城に言う


『そんな昔の写真見て今どうしてるかわからない奴を誘っていいんですか?』


『なんかね、自信があるんだよね、君はやる奴って思えるんだよね、ずっと探し求めてたんだ、あの時から忘れられなくて、だからこれは運命だと思うんです、流加ちゃんのお兄さん、あなたの親友の彼からがくれたそんな気がするんです』


笑顔で言う結城さん


『考えさせてください』


佐野さんは言う


結城との話しが終わったみたいだから俺は佐野さんに聞く


『あと一つ聞いていいですか?幼馴染みの歩ちゃんのことなんですけど』


俺の口から歩ちゃんの名前を聞いた瞬間彼が俺を見た


『なんで君が歩を知ってるんだ?』


『流加の友達なんです、、、俺も昨日知ったんです、昨日泣きながら流加に会いに来ました、理由は佐野さんが一番わかってますよね?あなたは彼女の事どうおもってるんですか?』


回りくどく聞いてもきっと話しが長くなるだろうと思うからはっきり俺は聞いた


『君には関係ない』


彼は辛そうに下を向いて言う


『そうですね、確かに関係はないかもしれないです、でも流加の彼女の友達が泣いてるんですよ、俺も流加もほっておけるわけないじゃないですか、はっきり聞かせてもらえないですか?』


『俺は、、、』


佐野さんはその先を言おうとはしなかった