seid恋




流加の友達が何かあったみたいで

明るい空気は一気に不安な空気に変わった


『恋、俺さどうしても彼に会いたいんだ』


流加が俺から離れて沙菜たちと心配そうに話してる時に結城がそばに来て言う



結城の手にはさっきみんなが見ていた流加のお兄さんからの本があった


確かに彼佐野さんの写真には何か人を惹きつける物があるのは確かだ



俺も見せてもらった時惹きつけられた


『会えるよきっと、だってさ、なんか運命的なもの感じないか?那珂はさ昔流加の兄貴をボーカルしないかって声かけててさ、それで俺が妹の流加を見つけた、しかも結城は流加の兄貴に会ってる、、、そしてこのタイミングでこの本だろ、それが結城の探してる相手でさ、なんかさ、流加の兄貴が導いてくれてるそんな感じがする、本当流加の兄貴は流加のそばに今でも居るのかもな』


本当にそう思えたから結城に言った


『本当にな怖いくらい偶然が重なってるもんな、ここまで来たら運命的なもん信じたくもなるよな』



結城もそう言う



『ああ、本当そうだよ』



本当に怖いくらい繋がりがあるよな



ここまで来たら運命だと思いたくなる




そして運命はこれだけじゃ終らなかった