蛍も涙を流しながら言う



『そうだよ恋、姫を助けてよ、帰って来てよ、お願いだから』


俺は何をしてたんだろう一番大切な人たちを苦しめて泣かせて、何を見てたんだろう



やっとわかったんだ



俺が居なきゃいけない場所が何処なのかが


『そうだよな、、、ごめんな、やっとわかったよ、俺何してるんだろうな、お前ら泣かせて流加傷つけて、一番大切な事忘れてたよ』



『本当だよ、恋が言ったんだろ?何があっても流加のそばに居るって、変わらないって証明するってお前が流加に言ったんだろ?忘れんなよ』



やっといつもの那珂の笑顔で言う



『ああ、本当そうだよな、忘れちゃいけなかったんだよな』


『そうだよ、言った恋が離れてどうするんだよ、姫ずっと恋の帰り待ってるよ』


やっと大切なことを思い出したんだ


俺には何があっても流加のそばに居るって決めたんだ


流加の一番近くで流加を見守るって


絶対離れないってそう決めてたのに、変わる流加を不安に感じて流加から逃げてたんだ



大切な事も忘れて


本当バカだよなそんな大切な事も忘れるなんて



流加が笑ってればそれでそれだけで良かったのに


俺が俺の気持ちを流加に伝えて行けばそれでいいんだ