流加が自分を傷つけてる、、、俺のせいで、、、俺が流加を泣かせてる



『やっぱり俺じゃダメなんだよ』


そう呟くと、、、



『お前、なに言ってんの?ふざけんなよ、約束忘れたのかよ?俺たちが流加を姫を守るんじゃなかったのかよ』



那珂がきれて言う


『そうだよ、恋が言ったんだよ、何があっても俺たちは姫のそばに居るって、泣かせないって』


蛍が俺を見て泣きながら言う



『お前じゃなきゃダメなんだよ、流加は姫はお前じゃなきゃダメなんだよ、どんなお前でもいいんだよ、弱くても歪んでてもどんなお前でも流加はただお前に笑ってそばに居てもらいたいだけなんだよ、頼むから流加のそばに居てやれよ、流加にはお前が必要なんだよ』



那珂が始めて俺の前で泣いた



『そうだよ、恋が泣かせてどうするの?姫には恋が必要なんだよ、恋にも姫が必要でしょ?』


ああ、、、そうなんだ、、、俺には流加が必要で流加には俺が必要で、、、



それだけでよかったんだ



例えどんな俺でも流加が俺を必要としてるなら


悩むことなんて何もなかったんだ



『恋、泣かせるなよ、もう俺たちじゃ流加を守りきれないんだ、お前が恋が居なきゃ無理なんだ、頼むよ恋』



いつも強気な那珂の涙