でも久しぶりに恋は出て来てくれなくて恋のかわりに現れたのはお兄ちゃんだった




お兄ちゃんは昔と変わらず優しく笑う



『流加、大丈夫だよ、彼はきっと戻ってくるから、だから信じて待ってなきゃダメだよ、流加が本当に大切に思うなら待ってなきゃダメなんだ、彼は、戦ってるんだ、だから戻って来た時笑顔でおかえりっていってあげるためにも流加は笑顔で彼の帰りを信じて待ってなきゃダメだよ、流加にならできるよ、流加大丈夫、流加は一人じゃないんだから、大切な仲間が居るだろ?大好きな彼の帰りを一緒に待っててくれる仲間がさ、だから笑って、笑って待ってなきゃダメだよ』



ただそれだけを言うとお兄ちゃんは白い雲に消えていく



『お兄ちゃん、、、』


涙を流しながら目を覚ます



そこには居ないはずの恋の温もりが合った


『恋?』


ゆっくり彼の名前を呼ぶ



『流加、ごめん、俺』


私を見て泣いてる恋


『おかえりなさい』


お兄ちゃんの言葉を思い出して精一杯の笑顔で恋に言う



『ただいま、ただいま流加』



恋は泣きながら答えてくれて、私をきつく抱きしめてくれた


その温もりで夢じゃないことを実感する


恋の久しぶりの温もりそして恋の涙が私の肩に落ちる



ああ、、、本物の恋だぁー


私は恋に抱きしめられて嬉しくて泣いた