下を向いたまま居る俺


『恋、あれ』


那珂が言う


顔を上げた俺ねか目に入って来たのはマンションから知らない男と一緒に出てきた流加だった



先に動いたのは那珂だった


『流加』


『那珂、なんでここに居るの』


那珂に気づいた流加が言う



流加の声が震えてる


ああもう逃げれない


俺は那珂に続き車を降りて流加の方へ歩き近づく


『恋、、、』


流加が震える声で俺を見て言う


『何してるんだよここで、てか誰この男』


何も言えない俺の代わりに那珂が聞いている


流加は男を一度見てから俺たちの方を向いた



『君たちここじゃなんだから中に入らないか』




そう言ったのは流加の隣に居る男だった


『わかりました、中で話しましよう』


もう覚悟を決めるしかないそう思い答えた俺


俺たちは男に着いて行きマンションに入った


流加は下をむいたまま俺を見なかった



部屋に着いて向かい合う


『まずは何から話そうか?』


余裕のある彼の顔


『あのあなたは流加とどういう関係ですか?』


那珂がはっきり聞く


『彼女かとは深い関係、、、だったらどうするの?』


笑う彼


『ちょっと佐野さん』


流加が慌てて言う