seid恋


兄貴の話しを聞いて俺は動けずに居た


兄貴は紙だけを置いて帰ってしまった


俺はただ紙を見つめていた



しばらくして那珂と真琴が来てくれた


『南さんからきいたよ、恋行こう』


那珂に言われたけど俺は首を横に降る


『わかった、ここに居ても仕方ないから車に行こうぜ』


那珂に言われて真琴の車に乗る


『恋、このままでいいのかよ?』


那珂に言われる


いい訳ない、それはわかってる



でももしそこに行って流加が居たら、、、


いや、多分確実に流加はそこに居る


流加が俺よりその男を選んだら、、、


そう思うと何も知らないふりをして居る方がいいんじゃないかと思ってしまう


『恋、このままでいいわけないだろ?見間違いかも知れないし、本当に流加だとしても絶対に何か理由があるはずだ、ちゃんと話さなきゃわからないだろ?逃げたからって解決したいんだよ』


那珂が言う事もわかる


『恋、向かうね覚悟決めて』


痺れを切らした真琴が言い車を出した




着いた先は紙に書かれたマンションだった



ここに流加が居る



それはきっと間違いないそう感じた