seid恋


気付けば打ち上げで俺は散々結城と龍に使われた



まあ結城はいつもの事だし


龍は何故か困ると俺に助けを求めてくる



おかげで俺は二人の間を行ったり来たりしていた


『恋、流加が居ない』


那珂に言われて周りを見渡したが流加の姿が何処にも無い



慌てて外に出た


周りを見渡たすと流加がすぐそばに居た



『流加』


慌てて流加を呼ぶ



流加はすぐに俺の方に振り向いた



よかった近くに居てくれてと安心した


流加はすぐに俺の元に来ていつもの様に笑いかけて来た


ただ少しだけその笑顔に違和感を感じたんだ


『何かあったか?』


不安になり流加に聞いた



『何もないよ、ちょっと中の熱気に酔ったからそとの風に当たりに来ただけ』


ほんの一瞬考える顔をしてから笑顔に戻り言う流加


ただそう話した流加の目は昔出会ったばかりの目をして居た



何があった?俺が目を離してる少しの間に


そう聞けば良かったけど何故か聞けなかった



ただ不安だけが俺の胸に広がって行った



『恋?中入らないの?』


そう立ち止まったままの俺に流加が言う



もうそこにはいつもと変わらない流加が居た



気のせいだったのかも知れない


そう思う事にしたいやそう思いこみたかったんだ



流加の中で何かが崩れている事に俺は気づかないふりをしてしまったんだ



この時もっと流加を見て居れば


流加から目を離さなければ、、、



ちゃんと流加に話しを聞いていれは、、



そう後悔したのはもう少しあとのこと