どうやら今は恋の季節の様です



皆が幸せになれたらいいなぁー
そんな事を思いながら皆で楽しく過ごした


いつの間にか里菜は結城さんと連絡先を交換していたり


花菜が龍先輩と仲良くなっていたり



真琴さんと那珂は前以上にベタベタしてるし



蛍は相変わらず沙菜に引っ付いていて離れようとはしないし


沙菜もそんな蛍のそばで幸せそうに笑ってるし



恋はと言えば私を放置していつの間にか結城さんや龍先輩に使われてるってか間に入れられて抜け出せないみたいだ



まあ、皆必死なんだろうと思うから今日は恋にはしっかり働いてもらうしかないかなと諦めてる



あまりにも周りがテンションが高くて控え室は暑さを増して来た


少し風にでもあたろうと外に出たんだ



これが間違いだったのかもしれない



恋のそばに居れば、恋と一緒に外に出て居れば、、、、何かが変わったのかもしれない



『姫だよね?』


外に出て風にあたっていた私に投げかけられた声


『はい、そうですよ』


ファンかと思い振り返り返事をした



そこには一人の男の人が立って私を見てる


『姫の秘密を知ってるんだよね』


突然そんな事を言う男



『なんですかそれ?』


私は警戒しながらも笑顔で答えた