それくらい龍先輩に夢中みたいだ


『ああ、あの話してる子だろ龍と』


『うんそうそう』


『多分あの二人もほっといて大丈夫だろ、時間の問題なんじゃないかな』


恋がそう言うならきっと大丈夫だろ


想羅と歩は二人から離れてこっちに来た


『何かあの二組み上手く行そうだね』


想羅が羨ましそうに言う


『あの二人なら良い奴だから安心して』


恋がそう想羅たちに言う


『はい、恋さんたちの知り合いに悪い人は居ない気がするから心配してないですよ』



想羅は笑顔で答える隣では歩も頷いてるし


『よかったね恋信頼されてて』


私がそう言うと恋は照れてしまった


『あの、、、』


想羅が言いにくそうに恋を見る


多分先生のことだろう


『なに?』


恋は想羅に聞く


『先生は来ないんですか?ここには?』


ほらね、、、やっぱり先生の事だよね


『そうだね、滅多に来ないね、兄貴が気になるのかな?』


『気になるって言うか、、、』


想羅は困った様に下を向く


『あの人も色々あるからね、でももし君が本気で兄貴を思うなら、兄貴の心の壁壊してやってよ』


意外な恋の言葉にちょっとびっくりした



『私に出来るかな、、、』


想羅は自信なさそうに言う