seid流加



皆が控室に顔を出してくれた


歩がさっきから『流加』って思わず呼んでしまった事を何度も謝る


『ごめんね、本当に』


『大丈夫だよ、気にしないで』


この会話を永遠に続けてる


『でもでも、龍先輩居たのに』


歩が龍先輩を見ながら言う


『うーん多分大丈夫だよ』


恋に前に龍先輩に姫の事を話していいか聞かれたから話していいとは伝えてるし


今日のライブで多分話すつもりだったと思うし


まあ龍先輩はさっきから一時停止したかの様に動かないけどあとは恋に任せよう



『でも、でも』


歩はまだ気にしてるみたい


『まあ、あとは恋がうまくやってくるでしょ、だから気にしないで』


そう言った


『ねぇ、龍先輩はいいとしてもさ、あの人は知り合い?』


里菜がさっきから恋に紹介してもらった結城さんを指差して言っている


『ああ、恋たちの友達だよ、何か全部知ってるみたいだから大丈夫だよ』


『そっか、ならいいや』


里菜はそう言い結城さんをチラチラ見ていた


『あのさ、さっき神谷先生を見たんだけど、、、先生こっちには来てないのかな?』


沙菜な聞いて来た


『来てないてか、多分来ないと思うよ』


そう神谷先生はライブは見に来てくれても控室にはいつも来ない