龍は笑顔で答えた


『もちろん俺の口からは絶対に誰にも言わないですよ』


『ありがとう、そうだと信じてるから龍に話したんだよ』


『それより友達いいんですか?』


いつの間にか龍はまた敬語に戻ってる


『結城?何か一目惚れしたらしいよ、だからいいよほっとけば』


そう結城を見て言う


結城は那珂と何か話してる

『マジですか?どの子ですか?』


『マジですよ、確かあの子』


そう言い指を指すと龍は安心した顔をした


『なあ、もしかしなくても龍もあの中に好きな子居たりして』


そう聞くと龍は俺を見た



まあ龍の顔を見ればあの中に好きなやつが居るってわかるくらい龍は顔に出ていた



『います、よくわかりましたね、なんでかやたら俺に話しかけてくれる子が居て、始めはただの後輩にしかみてなかったけど、龍先輩って呼ばれるのが嬉しくて話してるうちに気になり出して、気づいたら彼女の事ばかり気になってたんですよ』



龍にしては珍しく本気になっているみたいだ顔がマジになってるから


龍は結構遊び人だったまあ俺と会ってからは全く遊んでないみたいだけど




何故だか今は恋の季節の様ですね



まあ、皆が幸せになれば俺はそれでいいんだけどね


俺は流加と一緒に居れればそれだけで幸せだしね