龍は今だに一時停止状態


『おーい龍大丈夫?』


『なあ?あれは姫だよね、お前らのバンドのボーカルの姫だよな?でもあの子らはうちの学校のお前の彼女の友達だよな?しかもさっき姫に向かって流加ちゃんの名前を呼んでたよね?流加ちゃんは恋の彼女だよね?』


龍は疑問を全て俺にぶつける


しかもいつもとは違いタメ口だし


相当驚いてるらしい


『そうだよ、あれは俺らのバンドのボーカルで姫だよ、まあ、本名が流加ってことで、俺の彼女です、これが姫の正体だよ』


そう龍に説明した


『え?姫が流加ちゃんで流加ちゃんが姫?で恋さんの彼女って、二人は同一人物ってことですか?』


龍はやっと理解したのかもう一度聞き返して来た


『そうだよ、黙ってて悪かったな』


『いや、大丈夫です、これでやっと謎が解けました、ずっとおかしいと思ってたんで、恋さんの好きなのは姫だと思ってたから、彼女のことを聞いて違和感を感じてさいたので、でも姫が流加ちゃんってこと聞いて納得しました』


そう龍は言う



『まあ龍の予感は大正解だったって事だな、ラストライブで打ち明けるつもりだからそれまでは黙っててな』


そう龍にお願いする