那珂は驚きながら言う


『マジで皆は後悔しないのか?俺の夢に巻き込んでない?』


『俺の夢じゃないよ、俺らの夢だから、那珂皆で夢叶えようぜ』


俺の言葉に那珂は泣き出した


『ありがとう』


『てか、話が脱線してるよ』


流加が冷静に言い気づく


『だな、まあ、親に気持ちを話したのはいいけど、言われちゃったんだよね、お前のはただの遊びだって、そんなの叶わないって、でも俺も譲れなくてそのまま親に帰らないって伝えて別れたんだよね』


那珂はそう話した


『じゃあなんで真琴と別れる事になるんだよ?』



『まだ続きがある、今日朝ここにくる前に真琴から電話来てさ俺が親が真琴の家に居るってさ、俺の親が真琴の親に俺との付き合いは反対だって俺がバンド辞めて帰るなら交際は許すって、、、意味わからないよな、真琴の親は俺と真琴の問題だからって言ってくれたみたいだけど』


そう那珂は説明してくれた


『じゃあなんで、別れんだよ』


そう俺は疑問に思い聞いた


『真琴の親と話して俺の親が真琴の家を出てから言われたんだよ、バンド辞めないならせめて親の言う婚約者と婚約しろって、もう話は進めてるからってね、バンド辞めて戻るか親の決めた婚約者と婚約するか選べって言われた、じゃなきゃ無理矢理にでも連れて帰るって、家も売るってさ、だから別れる道しかない、真琴や真琴の家族をこれ以上巻き込めないし』


那珂はそう話し終えて辛そうに笑った