まあ、担任である先生にはわかる事だし、なにより多分この前の一ヶ月の補修で先生にも何故西高にしたんだって言われたくらいだから


あまり目立ちたくなくてテストでは適度に手を抜いてるのもバレてしまった


まあ、あえて先生は何も言わないけどね




『兄貴勉強教えてよ』


恋が先生に言っていた

『嫌だね、めんどくさい、しかも俺もテスト問題作ったりで忙しいの、普段ちゃんと授業聞いてればお前もできるはずなのに、遅刻したり授業中にボーと違うこと考えてるからわからなくなるんだろ?』


なんて恋は言われていじけてた


そんな様子を見ていた花菜が遠慮がちに聞いて来た


『あの、、、ライブ見に行ってもいいですか?』


『ああ、チケットあげるからぜひ来てね、あと危ないから真琴や沙菜と出来るだけ一緒に居てね』


そう優しく言う那珂


でも多分花菜のお目当てはうちのバンドじゃなくてきっと青空な気がする


だって花菜のお目当てはきっと龍先輩だから


『じゃあ、那珂俺にもチケットくれよ』


先生まで言う


『え?南さん来るの?』


那珂はビックリしながら聞いていた


『行っちゃあ悪いのかよ?』


『いえいえ、ぜひ来てくださいよ』


那珂さん顔が引きつってますよ