那珂は安心したみたいで、さっきまでの怖い顔はなくなっていた


『龍が西高とかめちゃくちゃ心強いじゃん、よかったね恋』


那珂に代わり蛍が笑顔で言う


『ああ、本当よかったよ』


そう話してみんなから離れて流加に電話をした


どうやら今まさに龍が流加に会いに来て居るらしい


まあ流加が誰かわからないみたいでどうしようかって悩む流加に自分から名乗りでなくてもいいと言っといた


多分龍の事だから流加の友達含め皆を守る位の力はあるはずだから

それから少し話して電話を切り俺は急いで昼飯を食べた




午後からは退屈な授業ばかりでなんとなく聞くだけで学校は終わった


すぐに流加を迎えに行こうと靴箱に行くとめちゃくちゃ雨が降ってますけど


『恋、すごい雨だな、真琴呼ぶか?』


靴箱にはすでに那珂が居て言われた


『どうするかな、原付置いとくと明日の朝、困るしな』


悩む俺


『じゃあ、お前は原付で帰れよ、流加は俺が真琴と迎えに行くわ』


『わかったよ、じゃあ、流加に電話しとくわ』


流石にこの雨で原付で流加を乗せては帰れないし、原付を置いとくのもめんどくさい


だから那珂に言われた通りにしようと仕方なく流加に電話をした