俺はてっきり話してるのかと思った



『話してないの?話していいよ』


そう聞くと


『うん恋に聞いてからじゃないと私が言っていいかわからないし』


そう言う流加


『そっかじゃあ秘密全部暴露しちゃおう』



『うん』


もう本当に流加は可愛いなぁ~

ちゃんと俺のこと考えてくれた事が嬉しかった



コンビニに着き荷物を真琴の車に乗せる


『じゃあ恋安全運転で来いよ』

那珂に言われて俺はいつもの様に流加にヘルメットを被らせた


『じゃあ行くよ』


『うん』



流加はしっかり俺の腰に手を回す


やっと流加が彼女になったんだと実感した



スタジオに着いたら当たり前の様に真琴と兄貴の車が止まってた



流加と中に入ると皆が受付に居た



『よし全員来たな…スタジオ入ろうか』



那珂の声でいつものスタジオに


スタジオには俺らの楽器が置いてある


『あの…姫さんは?』


不思議そうに聞く流加の友達たち



『まあここ座ってて』



那珂はそう言いスタンバイを始める


『じゃあリクエストは?』


那珂が聞くと皆一声に言う


『KOIGOKORO』


それは俺たちの始めて作った曲