しばらくして俺は風呂に入った


でもやっぱり流加が心配ですぐに出た



携帯はそれでも鳴ってない



携帯を持ったまま流加の写メを見つめる


そこには笑顔の流加がある


やっぱり無理にでも研修会に行かさなきゃよかったのかとも思ってしまう


しばらく写メを見つめていると部屋のドアをノックする音が聞こえ


ドアを開けたら蛍が携帯を持って俺の所に来た


代わると沙菜が話してくれた



どうやら流加は目を覚ましてまだ混乱しているらしく


手首を切ろうとした…



あの時と一緒だ、流加はいつも自分を傷つけようとする



一番辛いはずなのに自分を責めるんだ



でも沙菜の話しによると友達がそれを止めて変わりに友達の手が切れたと言う


ああ流加はいい友達と巡り会えたんだと少し安心した


それから沙菜が流加に俺と話すように言ってる


誰かわからないけど違う子の声も聞こえて流加が電話に出た


流加の声はあまりにも震えていて泣いてるのがわかる



だから泣いてる流加に優しく声をかけた


でも泣き止まない流加