だから真琴に俺は提案した


『だから俺も原付で迎えに行くから悪いけど流加の荷物だけ頼めないかな?』


珍しく食い下がらない俺に真琴は気づいたのか聞いてくる



『恋流加ちゃんに何かあったの?』



『…』



言えない訳じゃないけどうまく話せない気がした



何より多分那珂も蛍もキレてしまう気がした


『恋…俺ら仲間だよな?ちゃんと話せよ流加はお前の彼女の前に俺たちの姫なんだから』



那珂に言われてしまった


『わかった話すからでもキレないでよ、流加はもう解決してるって言ってるから』


俺が那珂に言う


『わかった』


そう言ってくれた


『じゃあ蛍もこっち来て聞いて沙菜ちんも関わってるから』


『え?沙菜も』


蛍はドラムの練習を止めてすぐに来た



俺は皆に流加から聞いた話をした


『沙菜大丈夫かな?』


蛍の顔色が変わる


『うん守ってくれる友達も居るから大丈夫だってでもやっぱりちょっとショック受けてたみたいだよ』


『沙菜は大丈夫よ心配しなくてもあの子は強いからでもきっと流加ちゃんの気持ち考えたら結構きつかったかも知れないけど』


真琴はさすが沙菜の姉だよな