確かに知らなくてもいいことだけどもし知ったときに流加が悲しむならタイミングを見て話そうそう思った



『じゃあスタジオ行くか』


そう言い俺たちはスタジオに向かう


『よお真琴』


『いらっしゃい』


スタジオに着いて真琴に挨拶をした


『真琴沙菜から連絡来てる?』

蛍がすかさず聞く


『いや来てないよ』


『そっか…昼から急にメールこなくなったからさ』


蛍は心配そうに携帯を見た


『忙しいんでしょ…大丈夫でだよなんかクラスに友達出来たみたいだし』


『ならいいけど』


蛍は真琴の言葉を聞き言う



そう言えば俺も昼過ぎに一度メール来てから来てない事に気づいた


何かあったのかちょっと心配になりまた流加にメールする


そのままスタジオに入ろうとしたら真琴が言う


『ねぇあれは誰?ずっとこっち見てるよ』


那珂と蛍と俺は振り向き後ろを見る


そこにはあの女が居る


さっき俺に告白した女


『なんで?』


俺がそう言葉にしたら那珂が気づき言う


『話しかけんなよ…無視しなよ』


そう言う


『わかった』


俺は彼女から視線を反らした