那珂は笑いながら言う


『沙菜から来たメールに男が一緒に写ってたからだよ』


『それだけ?』


俺は那珂の答えに呆れてた


『それだけって恋ひどくない?だって沙菜が男と写メ撮ってるんだよ…めちゃくちゃ妬いちゃうじゃん』


蛍はそう言い写メを見せてくる


でもその写メは二人で写ってる訳じゃなくて大勢で写ってた


その中に男が混ざってるだけ



『二人でじゃないんだから蛍もグタグタ言うなよ』



なんて那珂が蛍に言ってる



『いいじゃん俺なんて写メ来ても風景で流加はうってないんだから』


そう言いみんなに写メを見せた


『恋よく見てみなよこれ窓に隣の男写ってるよバス隣男だったんだね』


なんて蛍が言う


『マジでどこ?』


俺はあわてて蛍に聞くと確かに窓に移る隣の男


目線が流加を見ているようにみえる


ちょっと不安になった


何となく蛍の気持ちがわかった


『ほら恋も気になるでしょ』


蛍は俺の顔色が変わったのを見て言う



『ああわかったよ蛍、ダメだ俺今すぐ流加に会いたいよ』



そう言うと


『でしょ』


なんて蛍も言う