翌朝


珍しく恋に起こされた


『恋が起きてるなんて珍しいね』


『俺だってたまには起きるよ』


『いつもなら那珂も困らないのにね』



なんて言ったら少し恋がいじけてた


『流加…これ持ってて』


渡されたのはいつも恋がしてるネックレス


『いいの?』


『俺だと思って連れていって』


何て言うから私は恋に抱きつく


『朝から襲われたい?』



なんて恋が言うから首を横にふる


『うそうそ、キスだけで我慢しとく』



恋はそう言いキスをした


『バカ』


恋にそう言う


本当に幸せで少しだけ怖かった

そんな思いをかき消して笑いながら恋と部屋を出てリビングへ



もう真琴さんと沙菜が来ていて


沙菜は蛍と話してた


『おはよう』


『おう…準備出来た?』


那珂に聞かれた


那珂はさっきからずっと真琴さんに引っ付いてる


『うん』


『じゃあ行こうか流加ちゃんと沙菜』


真琴さんに言われて私たちは元気よく


『いってきます』


そう言い家を出た



これから起きる事も知らずに