だから那珂に言う


『そうだな…俺なにをそんなに悩んでたんだろ、ありがとう流加にちゃんと伝えるよ』



那珂に話しを聞いてもらってやっとやるべき事が見えてきた



曲を作ろうそう思えた



『恋笑ってろ、お前は笑ってるのが一番かっこいいんだからまあ俺には負けるけどな』


部屋に向かう俺に那珂が言った


やっぱり那珂は一番の理解者だよ


那珂が居なきゃ俺は向かう方向さえ見えないだろう



やっぱり那珂はいつまでたっても変わらない



それと一緒で俺も流加にとって変わらない存在で居ればそれでいいんだ



俺は部屋に戻り曲を作り久しぶりに詩を書き歌を作り上げた




流加に歌ってもらうために




大好きな大好きな彼女に歌ってもらうために



俺は忘れてた


失う怖さばかり考えて


見なきゃ行けないことから目を反らしてたことを



流加が変わる姿を俺は目を反らさずに見守り続けなきゃ行けないんだ



それが本当に人を好きになることなんだと


やっと気づけたんだ