真琴も同じように思ってるみたいだ


『だと思う』


そう安心した顔をして言っていた



『良かったな本当に流加も友達できて』



でも心では全く違う思いを思ってた



『そろそろ二人の所行くね…そうそう今日流加ちゃん借りていい?沙菜が流加ちゃんと沢山話したいみたいで家に泊めてもいい?』



『ああいいよ流加もきっと喜ぶよ』



そう返事した



本当はいやだったけどそんな事言えなかった



『ありがとう』



真琴はそれだけ言って流加の部屋に向かった




俺も自分の部屋に戻った



何故か無性に歌いたくなって流加が入るまで俺が歌ってた曲を歌う



今は流加が歌ってる曲



歌い終えたら少しだけスッキリした



喉が渇いたから俺は冷蔵庫に飲み物を飲みに行った



『恋か珍しいなお前がこんな時間に部屋から出てくるなんて』


そう那珂に言われて時計を見るともう夜中の一時



那珂はパソコンの前に座って何かしていた