最近流加は前より学校へ行くのよ楽しそうに思う


それがどこか少し寂しかった





放課後…流加のテストが終わる時間に俺は迎えに来た



流加はもういつもの場所で誰かと話してた


『流加』


俺に気づかない流加を呼ぶ


『あ…恋』


俺の声に気づき振り向いて言う流加



『お待たせってなんで沙菜ちんが一緒に居んの?』



一緒に居た沙菜は真琴の妹…


『友達になったから』


流加は笑顔で沙菜の腕を持つ


『いつから?』


『実は始めはお互い知らずに友達になったんだ…出会いはね入学してすぐだよ…でも沙菜が真琴さんの妹って知ったのは最近』



『そうそう本当にびっくりだったんだよ…流加がまさか姫だったなんて思いもしなかった』



仲良さそうに言う二人


『そっか…でもどうして知ったんだよ』



『たまたま私が教科書学校に忘れて真琴さんの妹が西高って話してたの思い出して借りようと思って行ったら沙菜が真琴さん家の玄関に居るんだもんめちゃくちゃびっくりしたよ』



流加は楽しそうに話してくれた