上手くいいわけを考えたけど思い着かなかった


『え~と真琴さんの家に居候してます』


苦し紛れになんて言って誤魔化してみる


『真琴んちは部屋空いてないしか真琴の親が納得するとは思わないし』


なんてやっぱり誤魔化せない



『あ~もう色々事情があって今は流加もここに住んでる』



恋が観念したのかそう言った


『その事情ってなんだよ?てか男だらけの中に女が入って生活ってお前らまだ高校なんだぞ…わかってんのか』


先生がそう言う


当たり前だよね普通に考えて誰もがそう思うよね


『わかってる、でも流加を一人であの家に帰すのは無理』


そう恋ははっきり言ってくれた


『そうだよ南さん恋の言う通り流加は俺たち家族みたいなもんだよ』



『南さんの言いたいことはわかるでも俺たちマジで流加大切に思ってんのだから信じてよ』


那珂も蛍に続けて言う



結局私が家庭の事を先生に話したら先生も納得してくれた



『絶対に休むときはこれからは連絡しろよ…まあ学校には上手く隠しといてやるよ』


やっぱり恋のお兄さんだよね