「~・・・~・・・」
美味しいけどちょっぴり苦いごはん。
食べおわった私はいつもの場所に行く。
真っ白の部屋を飛び出して、リズミカルに床を踏む。
途中で「マサキさん達」を見ながらヒラヒラと白い服を翻して。
それは傍からみれば天使にも近かった。
少女の行く場所。
幼く小さな小さな少女の踊る場所。
それは白い箱の上。
白い綿あめに手を伸ばしたくなる。
私は歌う。
「~・・・~~~~~~・・・」
先ほど食したスープで潤った喉を開いて。
口をぱっくり開けて手を広げ、天を仰ぎヒラヒラ。
ヒラヒラ。
ヒラヒラ。
どこまでも。
踊る。
歌う。
少女の舞。
白い肌、
細い体、
ふんわりした栗色のショートボブの髪。
そして、
聞こえない「声」。