車。


久しぶりに乗った。


となりに座りなおしたゴンは楽しそうだった。


『どこ行くって?』


「川!!」




一度咳払いした、ゴンはなにも言わず車を発信させた。

動く景色に優雅な町並み。

それは白い箱とは似ても似つかない。





「きれいだねぇ!!ゴン!!すっごくきれいだよ!!」


『・・・ちゃんと座ってろよ』