ガラッとあけてく先生に続く。


「せきつけ~。さっきようやく
 転校生来たから・・・」


『支野 ナナ。』


先生の話を遮り紹介終わり。
名前だけしれればいいでしょ?
だから、私は入ってすぐに
開いている席を見つけそこに向かう。


「ナナちゃんよろしくね?」


隣の奴が話しかける。
・・・・なんちゃらフェイス。


『・・・・・・よろしく・・・
 するつもりはなくもない。』


「え?・・・」


遠まわしに少しならいい、と伝える。
だって、メンドクサイ。


「ふふ・・・よろしく」


ふにゃっと笑うと座った私の頭に
手を置いた。
何すんだ・・・いきなり。