頭から離れない先輩の姿
どんな顔で、どんな気持ちで、どんなことを考えていたんですか?
ふと、鞄の中から本当は返さなくてはいけないはずの図書室の本が出てきた
普段、まったく文字を読まない俺
でも、その本は開いてみようと思った
主人公の少年は、何でも手にできる力を手にしました
でも、それは不幸へとつながる人生の始まりでした
大好きだった家族は、その能力を悪用しようとし、少年の心を傷付ける
周りにいた友達も、いいように自分を利用するだけ
人に妬まれ、憎まれ、野次をとばされる
彼は孤独の中に閉じこもってしまいました。
でも、そんな中、大切にしたい恋人に出会い、その人生は徐々に修正されていく
最後には、その力を失い、平凡な日々が訪れるという話だった
それは、あまりにもどこにでもありそうな幸せでハッピーエンドな話だった
先輩、何度もこの本を読んだのですか?
先輩、この本で何度胸が痛くなりましたか?
俺は今、ものすごく痛いです