泊まっていくことにした俺は、ずっとソワソワしていた


良く考えてみると、二人きりでこんなにいるのって初めてかもしれない。


いつもより近い距離にいる先輩が、いつも以上にかっこよく見えて


「俺になんか付いてる?」

そう聞かれて、一気に赤面してしまった

そんな俺を見て、微笑む先輩は俺のおでこにキスをしてきた


「なっ!からかわないでくださいよ、先輩」

ビックリした俺は、さらに顔の体温が上がる


「はは、可愛いな。お前」

「へ??」


俺が顔を上げると、俺の目に先輩の顔がアップに写って、そのまま唇が重なる

いつものようにすぐに離れたかと思うと、もう一度口を塞がれた