目の前には、一般の家よりも立派な建物

先輩は、ズンズンとそこに進んでいく


「先輩..ここって」


俺は、そんな先輩の腕を引き、動きを止める


「俺の家」


「えっ..」


呆気にとられていると、先輩は俺の手を引き、その扉の中へと引きこんだ


中は、いかにもお金持ちって感じで


「階段のぼって、一番奥。俺の部屋だから先行ってて」


俺は小さく頷き、恐る恐る靴を脱ぎ、先輩宅へと足を踏み入れた