すると、君も俺の方を見ていたね。 俺の勘違いかと思ったけど、 俺と君はしっかりと目が合っていた。 君が慌てて向きを変え、どこかに行ってしまった後も、俺はずっと君のいた場所を見つめていた。 友達に呼ばれて、体育館に入った後も、 俺の鼓動は鳴り止まなかった。 うるさいくらいに鳴り響く俺の鼓動。 校長の話なんて聞いているはずもなかった