何をしたらいいんだろう…そんなことを考えながら

下を向いていると、


「ここ、教えてよ。」

「え!」


驚きと恥ずかしさで、目なんか見れない。

「えっと…ここはね。」


自分が何を言ってるのかわからなくなるくらい

顔が熱くなったの。


「おーありがと!」


男子の免疫が弱くなってたあたしにとって


この出来事はホントに大きいものだった。

その日からちょっとずつ、陸くんと話せるようになった。