順位は変わらず、D組は8位。


アンカーがゴールする頃にはあたしの涙は止まっていた。

そのあと、陸くんと克也くんがあたしと沙耶のとこに来た。


「足引っ張るなよ〜」

「だってえ…」

「まあ、いいや。楽しかったしい〜!」


この人はどこまでお気楽なんだろう。


「あ、でもずっと恨み続けるから。」

「何を?」

「お前が炭酸の一気飲みがおそいことだよ!」

「やめてください。」


そんな話をしていたら、さっきまで横にいた沙耶と克也くんがいなくなっていた。