なじみやすい人だといいなぁ・・。

そう考えてたら学校についてた。

どぉーっん!

「ふにゃっ!?」

何かが急にぶつかってきた。

「あ。ごめん、ごめん。」

クラスメートの

榊七奈君だ。

名前は女の子っぽいけど、

とってもかっこよくって

優しくていわゆるモテ男。

私とは遠い存在のはずなんだけど、

幼馴染ならしい。

本人から聞いた話だから本当だと思う。

「気を付けてよぉー・・。」

「ごめんって。」

「まぁ・・・いいけど。」

そしてやっと

クラスの中に入った。

転校生の噂はみんなに広まってて

みんなその話をしていた。

「イケメンらしいよ。」

「えー。うそー。ラッキー。」

「優しいといいなぁ・・。」

「どこの席に座るのかな?」

少しうるさいくらいに騒いでた。

「おーいっ。座れよー」

担任が来た。

「今日は一人、お前らに紹介したい人がいるんだ。」

やっぱり・・・本当だったんだ。

「冬野輝君だ。冬野君入ってくれ。」

ガラガラ。

扉があいたときみんなはざわめいた。