「ねぇ、何話してたの?」

「んー?秘密・・。」

「えぇ・・。」

何を聞いても七奈君は答えてくれない。

「あっ!」

「どした?」

「ケータイ忘れちゃった!」

「・・ドジだなぁ。。」

「ちょっと行ってくる!待っててね。」

返事も聞かず、私は走ってあの河原に向かった。

「はぁ・・はぁ・・やっと着いた・・。」

どこいったんだろう・・?


「あれっ?輝君・・・?」

「あ、茜っ!」

輝君はすぐに顔を隠した。

「どうしたの?」

「ケータイ忘れちゃって・・・。」

「そっ・・。」

「ねぇ。」

「うん?」

「泣いてるの・・?」