(バンっ!)

 勢いよく教室のドアが開く
  
 「ハルっ」一人の少女が春に駆け寄った

 「ハル、どうして先に学校  行くの?約束したじゃん
  一緒に行こうって」

 春は下を向いたままなにも

 いわない
 
 「なんか言ってよ!ハル」

 
 泣きそうな声で少女は言った!


すると春が

 「瑠奈、 ごめん。」

     と小さくつぶやいた