美姫「玲美?私もあゆと同じ気持ちだよ?
美亜が、こんな優しい美亜がこんな事する訳ないでしょ?
真穂だって言ってたでしょ?
“何で信じてあげられなかったんだろう”
って。
“美亜がそんな事するはずがないって分かってたのに”
って─」

『真穂…が?
真穂がそんな事言ってた…の?』

美姫「うん。そうだよ。
美亜と仲直りしたいって。でもどうやって美亜と話せばいいんだろうって。
ずっと、ずっと前から─…」

真穂がそんな事思ってたなんて……。
思いもしなかった。

やっぱり真穂は私の親友だよ……。




『真穂……真穂…
ごめん……まほおおぉ…』

私はさっと立ち上がった。考えるより先に体が動いた。

あゆ「待った。美亜何処行くつもり?」

愛結美が屋上のドアの前に立って私を行かせないようにした。

『何処って、真穂の所に決まってるでしょ?
私は真穂の所にいかなくちゃ。』

玲「今はまだ待ちな。
授業中でしょ?
真穂にまた迷惑かけさせるつもり?」

と、冗談半分に玲美が言った。

『玲美…………
うん。そうだね。』




ありがとう。玲美。


また仲良くできるよね?