『ぁ、りがと……』

「泣くなー!美亜ー」

『泣いてないよ…グス…』

本当は泣いてた。
でも強がりな私だから、こんな言い方しちゃったけど本当はすっごく、すっごく嬉しかったよ。


こんな強がりな私をそっと包みこむように抱いてくれた。

それがどんなに嬉しかったか………。

愛結美、ありがとう。

まだまだこの先ずっと私の傍に居て?

私には貴女が必要みたいです。











真也「そんで?美亜は付き合ってんの?」

『無い無い、それは絶対無い!でも……』

愛美「でも?」

『こ、告られた…。』

2人にも全てを話した。

愛美「そっかー。
でもうちが真穂だったらそんな事されるの嫌だなー」

『え?』

愛美「同情してんのかって思う。」


そっか…もっと真穂の気持ちも考えていれば良かった。真穂はこう思ってるって決め付けちゃってたんだね。

真也「智輝に自分の気持ち伝えろよ?お前、智輝に期待させてるの分かってる?」

そ……っか
期待させてる、のかな。断らなきゃ、智輝にも悪いよね。


『うん…今日にでも言う。』

真也「よし、いい子だ」

と言って私の頭をよしよしと撫でた。

『私は子供かあ?』

でも、それが逆にすっごく嬉しかったんだよ?

真也もありがとね…。