次の日─…

事情を知っている愛と一緒に登校した。


何でかな?………
学校にちかづくにつれ、
回りの視線が強くなる…。



「ぁー!美亜ぢゃーん!んもーそんな事だったら言ってよね!水臭いなー」

美咲がそんな事を言ってきた。

『へ?なんの事?』

「まじ惚けんなってぇ♪」

本当に意味が分からない。惚けるなって言われても本当に分かんないし…。


「ちょ、美咲どーゆう事?!」

私の代わりに愛が聞いてくれた。

「は?知らんの?美亜と智輝付き合ってんの。ねぇ?美亜♪」

反論する暇も無く美咲は
じゃあねーと嵐のように去って行った。




「ね、美亜………あんた付き合ってんの?」

美亜から応答は無い。
美咲が去って行ったほうを呆然と見ていた。

「美亜!!聞いてんの?!」

そんな美亜を見かねて愛は美亜の肩を揺さぶった。

『ぇ?…ぁ、ごめん…。』

愛はふっーと息を吹いてもう一度美亜に聞いた。


「で、美亜は付き合ってんの?」