次の日、いつものように登校した。

皆と普段と変わらずに話していた。


しかし

真穂を除いて………。




真穂に声を掛けても
“ぁあ”の一点張りで
苦笑いしかかけてくれなかった。







私…何かしたかな?






「美亜、何かやらかしたん?」

『……ぇ?』

「ぷ…なぁにその顔」

突然声をかけられてきっと間抜けな顔をしていたんだろう。

『愛じゃーん♪』

「ぉ久っ♪」

『お久ー』

「で?」

『へ…?』

“で?”と言われても何の事だかさっぱり分からなかった。

「だーかーら!あんた、
“私…何かしたかな?”
って言ってたでしょ?」

『…………は、い?』

確かにそう言ったよ?
心の中で…。

も、もしかして…

『エスパー?!』

「はぁ?」

いや……無いか。