皆でカラオケに行ってから数分後、疲れて外の空気を吸いに外に出た。


『ふーっ

…………ひゃあ』

急に冷たいものが頬に当たった。

「びっくりした?」

そこには智輝がジュースの缶を2個持って立っていた。

「ほら、あげる」

『ありがとう……』



「外は気持ちーな」

『うん、そうだね。』

智輝と2人きりで喋るのは気が引けた。


真穂の好きな人だし。
なんかね……居ずらかった。


『そんじゃあ、私、もう行くね』

「ぁ、美亜………」

『え?』

なんだか……嫌な予感がしたのは気のせいだろうか。


「美亜ってさ………
好きな人、いる?」