本当に、
いつの間にこんなに
好きになっちゃった
のかな?───


先輩の
ラケットを回すしぐさが
好き─


先輩の
笑ってる姿が
好き─


先輩の
テニスに熱中して、
頑張ってる姿が







大好きなの─




この思いはもう
とめられないみたいで…


どうしようもなくて…



どうすればいいのか、
分からなくて…




ただ、
先輩に嫌われる事だけは
絶対にしたくない、、


だから私は
表には出さない、



ケッシテ。



気持ちだけ、
気持ちだけは、ね─…











気持ちだけは、


先輩に──…











ずるいね…





でも、
私にはこうする事しか
出来なかった。




他の選択余地は
なかった。


何も…






何もなかった。



答えなんて私には、

分からない。





いや、皆にも当然


分からない。



これが
正しいのかも─…