「そうじゃねぇよ。お前、暗闇だとかお化けだとか、だめなんだろ?」

まただ。きゅぅって、胸が締め付けられる。
ちゃんと、私のこと考えてくれたんだ。

「あ…えと…。大丈夫です。先生と一緒なら、大丈夫な気がします」

わ、わぁぁぁ!何言ってんの私はぁ!
一人顔を赤くしてあたふたしていると、先生は私の手を引いた。
先生の顔を見ると、少し嬉しそうに笑っていた。

「じゃ、行くか。なんかあったら、俺が守るから…」

そ、んな言葉…私にはもったいなすぎる…