慌ててどうしたんだ?

よく見ると、姫音の耳は真っ赤だった。
もしかして、照れてた、とか恥ずかしかった、とかか?

「可愛いやつ…」

ほんとにそう思った。
今まで、彼女が出来ても、つまんなくて、恋っていう感じがなかった。だから、可愛いとかも彼女に対して思ったりしなかった。

でも、あいつは…姫音は、なんか違う。

「俺、…ロリコンなのか?」

頭をぐしゃぐしゃとして、俺を悩ませていく姫音。

ずりぃよ、お前…。