「で、でも、大丈夫です!はい。えと、今日海行ってきたんですけど、そこから見えるとこに洞窟みたいなとこがあって…」 ベラベラと喋ってしまう。口よ、静まれー! 「あ、ああ。そうか。じゃぁ、取り合えずそこを下見して…安全そうだったら、そこにしよう。ありがとな」 くしゃっと私の髪を撫でた。 胸がキューッとなった。 先生…私の気持ち、知っててやってるんですか?その笑顔と、その、大きくて優しい先生の手…ずるいですよ?